願望に選ばれる

人によって顔や才能が違うように、人によって「願望」が違う。願望といってもヘルマンヘッセのように「詩人以外の誰にもなりたくない」とか三浦大知のように「歌ってダンスする事以外の仕事はやりたくない」とか大谷翔平のように「野球しかやりたくない」というような「~これしかやりたくない!」という「三度の飯より大事な願望」は人によって違う。

ということは、個性や才能のように「願望」に個人差があるということは、「願望」に選ばれているということである。

願望がミッションであるのならば、「三度の飯より大事な願望」を仕事にすれば必ず達成できるということである。

例えば、お金を儲けたいと思って「店」を始めるとしましょう。
流行ってる店は「儲かること」「客が来ること」に貪欲です。
しかしながら、実のところ、利益を上げる為には「手間のかかる・面倒くさい」仕事を追加する必要があるということです。

判ります?
つまり どんなに儲けたいと思っていたとしても、「実際に儲ける・成長する為にはもっと働くことを選択しなければならない」ということです。
いわゆる成長に必要な苦労や時間を引き受けなければいけない。
しかも「喜んで引き受けます!」でなければならない。面倒臭いけれども「嫌々」「頑張って」ではダメなのです。
そもそも、「頑張って儲けたい」レベルの欲望で店をしてはダメなのです。

大事な事は、勢いのある店は「面倒くさい・手間のかかる仕事」を増やそうという「情熱」があるのです。
「そこそこ」とか「ワークバランス」を凌駕するほどの「ドーベルマンのような欲望」がないとダメなのです。

女好きの者なら、大好きな女性と親密デートが「確実にできる」なら、遠い距離も高いコストも気にならないが、ギャンブルが好きな者は「女性と親密なデートして何?」なのです。人によって第一優先の欲望が違うのです。

ですから、私達が何かを為し遂げたいという「願望」があるのならば、それは「選ばれた願望」であるので自分の欲望に忠実になることである。
自分の欲望に忠実にならなければ、面倒でもヤル!という情熱が煥発しない。
そこそこで良いという「面倒くさい・シンドイのは嫌」に負けてしまうのです。

ですから、まず「面倒くさい・手間がかかってもヤリたいこと」は何なのか?を自問して明確にしなければなりません。
それが判ったら、その方向をベースにして仕事や役割を果たす方法を考えることです。

とあるベンチャー企業の社長が「成長はすべてを癒す」と語っていました。「成長しているときは問題も起きないし、起きても軽くすむ。すべてがポジティブスパイラルになる。」そうである。

同じように経済学者の藻谷 浩介が、「経済や政治の問題は、人口が増えているときは、深刻な問題にならないが、人口が減少傾向になると、些細な事も大きな問題となる。」と言っており、これはつまり、様々な問題の原因を探すと、原因は数多く考えられるけれども、もっとも確実に言えるのは、勢いの有るときは問題が起きないが、 勢いが無くなると問題が発生するということであります。

ナポレオン・ボナパルトが言うように
「戦いにおいては勢いがすべてだ。戦闘の翌日に備えて新鮮な部隊を取っておく将軍はほとんど常に敗れる」
ように成功のコアは勢いである。

その勢いを出すためには、三度の飯よりヤリたい欲望に忠実になること以外に方法は無いのです。

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