リーダーシップの考察
そもそも組織というのは「目的」や「仕事」があって成立し、リーダーというのは「行動指示・調整係」である。そのリーダーがリーダーである「武器」は「人事と査定」の二つの決定権である。もしくは「人事と査定を持つ将軍」の代理・軍曹レベルである。
つまり、左遷やクビに出来る決定権と給料を決める決定権があるから「人が言う事を聞く」のである。
このような組織では「役」が与えられれば才能や資質に問題あってもリーダーになれる。しかしながら神輿と同じで担ぐ人がいないと、もしくは神輿の上が変わったら古い神輿のリーダーはポイ捨てされます。変わりが誰でも可能だからです。
それでは、ボランティアや自治会のような出世や収入には直接関係ない無給の団体のリーダーの「武器」は何かというと、実は「権威・名誉」なのである。
ヤクザの世界も実は「リーダーには権威が大事」なのである。
このような「権威」のあるリーダーになる為にはどうすれば良いのかというとピラミッド型リーダーよりもはるかに高度なリーダーとしての資質が必要になります。
その方法は、資生堂の創業者が提唱していた「逆ピラミッド型の組織」であり、具体的には、ロバート・グリーンリーフ(1904~1990)が1970年に提唱したサーバントリーダーシップである。
まず「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学を実践できる者です。
サーバントリーダーは、奉仕や支援を通じて、周囲から信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況を作り出します。
サーバントリーダーでは誰もいう事聞かないのではないかと思われるかも知れません。
確かに、言う事聞かなかったり、途中で吊し上げられたり、離反されたりしますが「大義を話し、そのために真剣に実践している姿を維持すること」で、同調し核になる仲間を作りだせれば成功します。仲間に対してもサーバントリーダーであり続ければ核が大きくなり権威も大きく為ります。
さて、明治時代までは区長や総代というのは誰でも出来る役では無く「名誉職」であった。だから小作人たちは総代のいう事を聞かねばならなかった。聞かないと「村八分」になるからである。
総代も「皆の為にやってる名誉」と考え、ピラミッドの頂点のリーダーでは無く小作人の世話をしたり仕事を軽減したり協力してもらえる環境を作ります。小作人は総代の恩義に感激して「総代のために頑張る」になる。逆に総代のいう事聞かないと「なんでお前は言う事聞かないのか?」と周りから「皆のために仕事しない男」として吊し上げられます。
仮に総代が変わると誰も言う事聞きません。代理には「権威」がないからである。神輿をだれも上げてくれない訳である。
サーバントリーダーがいないと何も機能しなくなるというのが大きな特徴である。
実のところ、サーバントリーダーはピラミッド型のリーダーより遥かに強力な「カリスマ金バッチのリーダー」になるのである。
「権威」を維持するのに大事なのは「サーバントリーダー」であり続ける「リーダーとしてのモチベーションの維持努力と哲学」を継続することである。
例を出せば日本の天皇は「サーバントリーダーシップ」である。
そもそも王族というのは「サーバントリーダー」であることを実践しないと転覆します。
象徴だから権威があるのです。
戦国時代でも戦争時代でも「上からの命令である」で下は従ったのですが上の上は「天皇(朝廷)」ですから交代が無いので組織が壊れなかったのです。
一等兵が「これは軍曹の命令だ。その命令は将軍からの命令であるから天皇の命である」ということで一等兵が天皇の代理と言うことになるのでピラミッド型の組織では「上からの命令」が絶対なのです。
将軍や総理大臣は失敗したら責任取って変わりますがその上の上である「天皇」は権力の無い象徴であるゆえ交代しませんので「ピラミッド型の組織」は絶対に崩壊しません。
仮に天皇のような不動の者が頂点にいないピラミッド型の組織は脆弱になります。
北極星は動かないから皆の中心に居て重力を発揮できるのです。権威というのは重力と同じで目に見えない力であるがそれが無いとまとまらない力なのです。
その見えない重力を発揮するのが権威であり、権威のあるリーダーになるにはサーバントリーダーでなければならないということである。
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つまり、左遷やクビに出来る決定権と給料を決める決定権があるから「人が言う事を聞く」のである。
このような組織では「役」が与えられれば才能や資質に問題あってもリーダーになれる。しかしながら神輿と同じで担ぐ人がいないと、もしくは神輿の上が変わったら古い神輿のリーダーはポイ捨てされます。変わりが誰でも可能だからです。
それでは、ボランティアや自治会のような出世や収入には直接関係ない無給の団体のリーダーの「武器」は何かというと、実は「権威・名誉」なのである。
ヤクザの世界も実は「リーダーには権威が大事」なのである。
このような「権威」のあるリーダーになる為にはどうすれば良いのかというとピラミッド型リーダーよりもはるかに高度なリーダーとしての資質が必要になります。
その方法は、資生堂の創業者が提唱していた「逆ピラミッド型の組織」であり、具体的には、ロバート・グリーンリーフ(1904~1990)が1970年に提唱したサーバントリーダーシップである。
まず「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」というリーダーシップ哲学を実践できる者です。
サーバントリーダーは、奉仕や支援を通じて、周囲から信頼を得て、主体的に協力してもらえる状況を作り出します。
サーバントリーダーでは誰もいう事聞かないのではないかと思われるかも知れません。
確かに、言う事聞かなかったり、途中で吊し上げられたり、離反されたりしますが「大義を話し、そのために真剣に実践している姿を維持すること」で、同調し核になる仲間を作りだせれば成功します。仲間に対してもサーバントリーダーであり続ければ核が大きくなり権威も大きく為ります。
さて、明治時代までは区長や総代というのは誰でも出来る役では無く「名誉職」であった。だから小作人たちは総代のいう事を聞かねばならなかった。聞かないと「村八分」になるからである。
総代も「皆の為にやってる名誉」と考え、ピラミッドの頂点のリーダーでは無く小作人の世話をしたり仕事を軽減したり協力してもらえる環境を作ります。小作人は総代の恩義に感激して「総代のために頑張る」になる。逆に総代のいう事聞かないと「なんでお前は言う事聞かないのか?」と周りから「皆のために仕事しない男」として吊し上げられます。
仮に総代が変わると誰も言う事聞きません。代理には「権威」がないからである。神輿をだれも上げてくれない訳である。
サーバントリーダーがいないと何も機能しなくなるというのが大きな特徴である。
実のところ、サーバントリーダーはピラミッド型のリーダーより遥かに強力な「カリスマ金バッチのリーダー」になるのである。
「権威」を維持するのに大事なのは「サーバントリーダー」であり続ける「リーダーとしてのモチベーションの維持努力と哲学」を継続することである。
例を出せば日本の天皇は「サーバントリーダーシップ」である。
そもそも王族というのは「サーバントリーダー」であることを実践しないと転覆します。
象徴だから権威があるのです。
戦国時代でも戦争時代でも「上からの命令である」で下は従ったのですが上の上は「天皇(朝廷)」ですから交代が無いので組織が壊れなかったのです。
一等兵が「これは軍曹の命令だ。その命令は将軍からの命令であるから天皇の命である」ということで一等兵が天皇の代理と言うことになるのでピラミッド型の組織では「上からの命令」が絶対なのです。
将軍や総理大臣は失敗したら責任取って変わりますがその上の上である「天皇」は権力の無い象徴であるゆえ交代しませんので「ピラミッド型の組織」は絶対に崩壊しません。
仮に天皇のような不動の者が頂点にいないピラミッド型の組織は脆弱になります。
北極星は動かないから皆の中心に居て重力を発揮できるのです。権威というのは重力と同じで目に見えない力であるがそれが無いとまとまらない力なのです。
その見えない重力を発揮するのが権威であり、権威のあるリーダーになるにはサーバントリーダーでなければならないということである。
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