嫌な環境に対し流されず自分のストーリーを作ること

例えば、「父親の力が弱い家庭の男の子は弱い子になる」というアドバイザーの話を聞いたとしましょう。
そこで、「そうそうわかる」という人と、「え?母親が父親代わりの家は弱い子にならないのでは?」という人がいるとしましょう。
大事なのは「わかる」という人は「父親の力が弱い家庭の男の子は弱い子になる」という環境にいる人で、「母親が父親代わりの家は弱い子にならないのでは?」という人は「自分も含めて男以上に頑張らねばならない女が身の回りに多い」の環境にいる人だということである。

つまり、何かしらの刺激に対し、どのように反応するかという反応仕方は「個人のストーリーで反応」するのであり、大事な事は反応の仕方がその人の「環境のイメージ」であり、「誰もが自分の環境に対するイメージのとおりの現実が顕れる」ということなのだ。

ゆえに、何かしらの事件があって腹がたったり、不安になったり、悲しくなりそうな時は、事件そのものよりも腹がたったり、不安になったり、悲しくなりそうな反応に問題があるということである。

そうはいっても反応には「嘘」がないので「具現化」しやすいのだ。
そこで、現実的な対処としては、「その状態から別の状態に展開するストーリーを作ってそれに反応できればそのとおりになる」のである。

例えば、職場で反発して言う事を聞かない腹の立つ部下がいるとしましょう。その場合、「職場で反発して言う事を聞かない腹の立つ部下がいる自分」と考えてビビッて反応しているから「職場で反発して言う事を聞かない腹の立つ部下がいる」のです。

その場合「職場の人間関係は秩序があり協力しあう組織であることが正義」というストーリーを作り、さらに「正義を乱す秩序と悪影響の問題がある部下は矯正されるか淘汰される」というストーリーを作り、自分自身もストーリーと矛盾のないように身を律することである。

ストーリーで大事な事は、①自分が主役であること ②正義であること ③他人を呪わないこと である。

①まず、自分が主人公でないと環境が動かないと知ること。環境改善に対し出費が必要であったり孤独であったり責任が生じたり、自力の努力が必要であることを拒否する態度は逆の結果を引き寄せる。
②正義でなければ人や環境が動かない。正義であれば必ず良い方向に改善されると信じること。
③他人の不幸や失敗を望むこと自体が悪である。大義の力で矯正や淘汰されるに任せること。

常に環境の変化に対し、自分を主体で考えないと、被害妄想的な不安や恐怖が完全に無くなることが無い。そして環境も不安定になります。
自分が主体であり、他人を怖れない他人の言葉に左右されないまでの自分の軸を作る事が実は最も重要な事である。

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この記事へのコメント

ケイ
2024年10月15日 00:13
エイジさんはじめまして。いつも深いお話ありがとうございます。

今回のテーマ、最近の自分の悩みに近いと思ったので初めてコメントします。
私は昨今の闇バイト強盗や、理が通用しないような半グレの話が異常に怖く、その手のニュースを聞くたび辛いです。
また、自分や親の身に降りかかったらどうしようと思うと怖くてたまりません。
この場合、恐怖ではなく、このような悪党は正義によって必ず成敗されるイメージを想像したらいいのでしょうか?
恐怖に取り込まれ、悪い環境と関わりを持ちたくないです!
お時間がある時に教えていただけると嬉しいです。
エイジ
2024年10月26日 13:34
恐怖は引き寄せの力が強いので注意が必要ですね

方法は以前に記事にしましたが「対処法を考えるのを止める」ことで、この状態で誰なら解決できるかを探すことです。つまりこの状態で誰なら上手に乗り切れるか「モデル」を探し、その「モデル」ならどうするかそして自分がモデルに近づくことです。上手く行くと状態は変わらないけれども安心感が広がると思います。そうすると現実も変わります。

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