龍の起源

ところでご存知のように私は実際に龍を見たり、身近に現れたりすることがあるので龍が地球上に実在する生命体で架空の生き物だとは思っていないのだが、少し前から「それで龍はいつから地球にいるのか?」と考えるようになった。
というのは、龍は「人間の考えていることが判る」ようで、どうも単なる動物ではないらしい。
そして、実際に姿を現す龍の姿は我々が知っている龍の姿と同じであるが、蛇やトカゲのようにリアルな三次元体では無く、姿は明確であるが「三次元の物質で出来ていない」のようである。

過去から現在までの世界中の「龍に関する説」の「共通点」から「龍の起源」について考察してみようと思う。

まず、我が日本の古代史にも「龍」は出てくるのであるが、「普通に」出てくる。
日本の古代史の学会で正史と言われる古事記にも「普通」に龍が出てくる。

神武.png

つまり、神武天皇の「祖母」は竜宮から来た龍女で、人間の姿に化けていたが出産の時に「龍の姿」を夫に見せてしまったので恥ずかしく思って竜宮に帰ったが、息子のことが心配で妹のこれもまた「龍女」を子守として派遣したが、息子に気に入られて求婚されたので結婚し、生まれたのが神武天皇であると書かれている。

神武の祖母と母が龍の姉妹ということであり、神武天皇の母系に「龍」の遺伝子が入っているのであるが、誰も話題にしない。
古事記には「正史ではない部分」があるのではないか?と言われながら、饒速日が大物主であるとか消された大王であるとか、天照大神が古代では男であったが古事記で女に書き換えられたなどということは議論になるが、神武天皇の母が非人間の「龍」の点についてはまったく議論されず「ふーん?龍なんだ?」でスルーされれている始末なのだ。

そしてもっと謎なのが「大物主」である。三輪山の龍神であり人間ではないと言い切って証明されているにも関わらず、綺麗な人間の女性を見ると「赤い矢」とか「櫛」に姿をかえて夜中に襲ったり、美男子に化けて妊娠させたりする。ほぼ「色魔」的存在であるにも関わらず「偉大な神々の親分で皇室の祖先」という位置づけがされている。

そんな「大物主」が天皇の娘に横恋慕し、赤い矢になって局所を挿すというとんでもなく破廉恥なことをしながら、めでたく結ばれて生まれた娘が神武天皇の奥様である。

不思議だと思いませんか?神武天皇の祖母と母と妻までが「龍」なのだ。
人間の話の中に一緒に異形な妖怪が混じって生活してるみたいなものである。その妖怪は結婚もするし人間の子供の親にもなるのだ。
まして天皇の祖先になっているのだ。
しかしながらここで重要な事は「龍」は母系であるという点である。つまり神武の「天照大神の男系遺伝子」は継続しているということである。

キリスト教以前の他国の神話においても「龍」や「自然現象」を操る「龍神」は、凄い力を持ちながら、女好きで片っ端から妊娠させている点が共通である。もっとも特徴的なのは、シュメール神話のエンキ(エア)である。エンキは大物主のように山の王であり、龍体(蛇体)である。
そして片っ端から人間の女を妊娠させている。

シュメールで龍が神であったように、アステカやインカでも「龍」は崇められ神であったが、しかしながら、ユダヤ教は「龍」を悪魔に格下げしている。
あまり知られていないようであるが、ユダヤ教においては、エジプトのアメンラーもインドの仏陀も「悪魔」にされているので「龍」や「蛇」だけが悪魔にされている訳では無いのだ。ヤハウエ以外は全部悪魔なのである。
なぜヤハウエ以外を悪魔にしたのかというと、神武天皇やダビデ王のように「男系遺伝子こそ正統である」を明確にするように一神教においては多産の母系を認めないためである。
つまり稲の正当性は種が大事であるように、水田によって稲の価値が変わらないということと同じである。
神武天皇やエンキの行いが破天荒であっても種である「Y遺伝子」は「正統」だから良しということである。

さて、シュメール神話によると、「他の惑星からやってきて粘土に自分の遺伝子を組み合わせて人間を作った」ような記述がある。
その操作をしたのが「龍体であるエンキ」だとされている。
これは「龍の遺伝子」を組み入れられた神武天皇と同じようなことである。
エンキの作った人間があまりにも出来が悪いので滅ぼして自分達の神の遺伝子を組み入れて作り直そうとしたのがエンキの兄弟のエンリルである。しかしながら既に地上に拡がった人間が気の毒なので「定期的な審判」をして「選別」するようになったそうである。

さて、仏教において「龍(ナーガ)」というのは特別な存在である。
例えば、すべての如来の中で「阿弥陀如来」が最高である。
これは阿弥陀経だけに書いてある訳では無くて、法華経にも書いてある。「人間にとって最高なのは阿弥陀如来である。阿弥陀に助けを求めよ」と他の経よりも優れている法華経という位置づけの「法華経」の原本にサンスクリット語で書いてある点が重要なのだ。
鳩摩羅什が訳した部分は、如説修行。於此命終。即往安楽世界。阿弥陀仏。(妙法蓮華経薬王菩薩本事品二十三参照)と書かれている。

その人間にとって最高位の阿弥陀如来の功徳が書いてある「阿弥陀経」というのは実は「元の経」がない。お経というのは、「サンスクリット語の原本」がありそれを鳩摩羅什が漢字で訳したのであるが、「阿弥陀経」には「サンスクリット語」の原本がないというか発見されていない。
ならば鳩摩羅什の創作かというとそうではなく、龍樹が竜宮城で龍王から「阿弥陀経」を授かり、それを鳩摩羅什が訳したと鳩摩羅什が言っている。しかしながら龍樹が授かった原本も見つかっていない。

ここで驚愕の事実がある。「阿弥陀経」は「釈迦」が説いたのではないということである。
つまり「阿弥陀経」は竜宮城にあった「経」なのだ。阿弥陀信仰の発祥は龍神達の宗教である。そもそも阿弥陀の「陀」は「蛇」に似てるように、阿弥陀は「龍体」なのだ。

つまり、「龍」は人間界では無い「竜宮城(龍神界)」という世界に住んでいる生命体で、人間の起源よりも古く、人間の生活や進化や特に仏教や古代神道においては救済に関わっているということである。
恐らくシュメール神話の説の如く、「龍の遺伝子」が入った出来の悪く輪廻から解脱できない仲間を気の毒に感じ、龍族が人間を救済するシステムが「阿弥陀信仰」なのである。だから人間の出来が悪いので、誰でも実践可能な「他力による念仏往生」なのだ。人間の祖先である龍族が自らの犠牲を出しても作り出し、釈迦と龍樹を使って人間界に拡散させた「阿弥陀如来による救済方法」であるので虚偽であろう筈が無い。
龍の起源を考えると、阿弥陀信仰の意味がよく判る。

第4回アジア・太平洋水サミットの令和天皇の講演の中で「蛇や龍の力が水を操ると古代から信じられ、水に対する感謝や信仰が龍や蛇の信仰となり世界中に広がった」と天皇自らが「龍」について言及され話題になったが、我々人間にとって不可欠な「水」とともに「水」を操る主の力を持つ龍は確かに古代から人間界とは別の世界に存在している「生命体」なのである。

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この記事へのコメント

なお
2024年09月20日 06:37
エイジさんは占星術を少しはかじっているでしょう。
今年の春分図と冥王星移動時を重ねてみてください。
私はト〇フくるのは11月10日以降の今年とみます。
どうか備えて安全でいてください。
エイジ
2024年09月21日 18:16
確かに冥王星は約248年をかけて12星座を移動する星で2024年11月20日に逆行を終えて本格的に水瓶座に入りますね。240年以上ぶりということになります。何かが起こりそうですけど、トラフなんですか?>なおさん

なお
2024年09月24日 05:45
トラフであるとホラリーで出るのです。

エイジ
2024年09月26日 21:28
なるほど。
それでは私としては「トホカミヱヒタメ」で国土守護の祈りに協力しますw
なお
2024年10月06日 13:00
詳細は省きますが
そのトオカミエヒタメが11月10日から注意しろと
知らせてくれたのです。

エイジ
2024年10月06日 22:42
それは非常に興味のある話ですね。
なお
2024年12月04日 15:31
エイジさんてエスなのですね。
12月7日に冥王星に金星が乗ります。
金星は金の気で殺気が強いですからね
この時にスイッチが入ると思われます。
このコメを読んでいる人は少ないと思いますが7日注意してください。
この日辺りはエレベーターなどに安易に乗られない様
私の星読みがハズレならそれはそれでヨシ!
トホカミエヒタメが正しかったですね。
エイジ
2024年12月07日 14:36
エイジ
2024年12月08日 22:53
それはますます金神である国常立大神の八王子である「トホカミヱヒタメ」しか鎮めるは出来ないですね。頑張ります。

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