「トホカミヱヒタメ 」か「トホカミエミタメ」のどちらが正しいのか

今回の話も興味の無い人には「は?何?それがどうした?」という内容かと思われるが、「トホカミヱヒタメ」が「トホカミエミタメ」のどちらが正しいのかと言う問題について研究者界隈では明確な回答は出ていないように思う。

しかしながら、これには「正解」があるのだ。

「トホカミヱヒタメ」を唱えると「言霊の力」によって願望が叶ったり神々から守護されるとか環境を清めることが出来ると言われるが、そもそも、言霊の力というのは「音」が場に作用し「型」を作るゆえに、「音」というのは非情に重要で、「音」が変わったら「型」が変わり、音の組み合わせで生じる「場」もしくは「結界」が変わってしまって効果が無くなるのである。

従って「トホカミヱヒタメ」が「トホカミエミタメ」のどちらが正しいのかという問題は霊学的に非常に重要である。
これは「字」の問題でなく「音」の違いを論じる問題である。
そこで「字」から「音」がどうやって判るのか?という問題がある。

この問題を解くにはホツマツタヱが神代文字で書かれていることが重要で、つまり「トホカミヱヒタメ」の神代文字に問題の解答が示されているのです。

ホツマツタヱの神代文字は明確な特徴がある。それは「タテとヨコの規則性」である。
それは「音」によって作り出される「型」の「規則性」と「意味」を示し、「言霊の効果の原理」を示していると言えましょう。

そこで「エ」と「ヱ」、「ミ」と「ヒ」ではどう違うのが説明しましょう。

えとえ.jpeg

「エ」と「ヱ」、「ミ」と「ヒ」では音は似ているが、言霊で出来る「型」が違うということが明確に示されている。
その違いは「タテとヨコの規則性」によって決定される。

実に不思議なことであるが、「トホカミヱヒタメ」の中心線で結ばれた「文字」に同じ「タテとヨコの規則性」があるということである。
そして「トホカミヱヒタメ」に力がある理由は、8音のすべての言霊が集結すると「ヤタノカカミ」が出来ることである。

つまり「トホカミヱヒタメ」の祝詞を唱えると、「ヤタノカカミ」が出来るということであり、それが「トホカミヱヒタメ」の力ということなのだ。

トホカミヱヒタメyata.jpg


「トホカミヱヒタメ」を唱えることで出来上がる「型」が「ヤタノカカミ」になるわけであるが、「トホカミエミタメ」では「型」が「ヤタノカカミ」にならない。

これは古文書だから正しいとか神道で使ってるから正しいという事では無く、発端書である「ホツマツタヱ」の論理による言霊の効果を鑑みれば「トホカミエミタメ」ではなく「トホカミヱヒタメ」でなくては効果がないということである。


祭礼の専門集団である伯家神道で最強の祝詞と位置づけられる「トホカミヱヒタメ」であるが、天照大神の「ヤタノカカミ」が出来上がるのであれば最強であることも納得できましょう。

私は、「言葉と数字と形」の組み合わせに美しい仕組みがある「トホカミヱヒタメ」は偶然の産物とか「人間が考えたメソッド」とは考え難く、やはり神の意志を顕した言霊であることは疑う余地が無いと考える。

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この記事へのコメント

ヨシノリ
2025年01月07日 13:45
面白かったです。私もそうではないかと
感じております。

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