私とは記憶である

雑誌に「他人からの影響を受けなくて済む方法」という話で、論者の方が、セネカの「自分で自分のことをどう思うか。それは他人からどう思われているかよりもはるかに重要である」という言葉を出しておられたが、
これは実際は「他人からの影響を受けなくて済む」というメンタルの話では無くて、「自分のことを「誰」だと考えている」と「誰」に相応しい人生に遭遇するからである。
これは「セルフイメージ」ということであるが、人間はセルフイメージのとおりの人生を引き寄せる。

そして真のセルフイメージというのは、実は「イメージ」では無く「記憶」なのである。

セルフイメージとは「自分に対するイメージ」じゃくて「自分とは誰であるかの記憶」なのです。

実際に「セルフイメージ」というのは、イメージや思い込みよりも、他人に対する感情・環境に対する考え方など外環境に対する「反応」によって結果がでる。つまり、思考・感情よりも行動がセルフイメージどおりなのです。

真のセルフイメージが「私はモテる」であれば、女性や環境に対する感情や知性および行動が「モテる男」である筈で、女性に「自然に優しい・寛容」である筈であり、そうでなければ自分のセルフイメージが「モテる男」ではないのであります。
なぜ行動できないのかというと、モテない男の記憶があるからです。記憶のとおりになっている訳です。

言うなれば、現象を引き寄せる程のセルフイメージとはカルマと同じような性質を持つと捉える必要がある。

そもそも「カルマ」とは如何なる「原理」で発生するのでしょう。

いわゆる神智学に因れば、私達が過去に経験した「現象の事実・行動の事実」はすべて電磁記録としてエーテル核、アストラル核、メンタル核に記憶されていて、その記録を読み起こし、その人物の行動、感情、知性が生成されるということらしい。
そして、経験した記憶は「カルマ」としてすべて「電磁記憶」で残り、それは来世までも引き継がれる。
つまり、記憶の総体によって私は成り立ち、私の人生すべては、過去世の記憶によって営まれていると考える。
カルマというのは心身が完全な統一に向かうために解消されなければならない「凸凹」である。
全ての記憶が統一されてと凸凹が無くなった状態を解脱ということらしい。

従って、真にセルフイメージの高い者は、「モテる男」の記憶を読み直しているので
実際に思ったよりモテないと「なんで俺がモテないの?なにかがおかしい。」と真剣に考える傾向がある。

真にセルフイメージを高める、エフィカシーを高める為には、成りたい自分のイメージトレーニングをするのは逆効果になり易く、
「すでに成っている自分の記憶」を呼び起こす必要がある。その前に、良いセルフイメージを否定する記憶を消す必要がある。
その方法として「成った状態をイメージ」するのでは無く、
自分は「何であるか」「どういう人物であるか」ということを掘り下げ考え自分自身を知ることが基本である。

簡単に言うと
「モテたい」とか「自分に自信を持ちたい」と心の底から望んでいるのに、そのような「感情や行動」が出来ないので
そのようなセルフイメージが構築できず、希望する現実を引き寄せられないというのは、
実は「親との関係が修復されていない」とか「幼い時のモラハラが解消されていない」とか「モテない」「自分に価値が無い」というような他の記憶が原因かも知れないということです。

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この記事へのコメント

ノスタルジア
2023年07月18日 23:40
eijiさん、こんばんは〜。

私とは記憶

電磁記憶

素粒子レベルで私達の記憶はエネルギー体として保存され続けているのですね。

この世は仮想現実とよく言われますが
宇宙全体が壮大なコンピューターですね。




エイジ
2023年07月30日 09:04
私達は「夢」とか「希望」よりも「私は何であるのか?」という確信と言いましょうが認知と言いましょうか。私が何であるのかという認知によって自分の人生を形成してると思います。
そしてそれは思い込みでは無く、記憶なのです。

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