現象は心の二次的作用である

中村天風は次のように言っている。

自信を持っていたのに意見が通らなかったり、万全に練習したのに負けたりすると、誰でも自信が砕け意気消沈する。
しかしながら、上手くいかなかった時に、状況を打開しようと焦り躍起になるのは正しいように思うが実は間違っている。

まず第一にすることは、上手く行かなかったときに感じた意気消沈したり不安や焦りの感情を顧みて、
想定外の状況に遭遇して恐怖を感じ焦ったり、怯懦なる感情を持ったり、環境に愚痴不足になるようでは、到底絶対的は成功は出来ないことを知ることである。

およそ人生の一切の事件は、ほとんどそのすべてが自己の心の力で解決されるのだ。
つまり、天風先生は、現象の改善よりも心の改善をするのが正解であると言っているのだ。

そのためには心を絶対的に積極的にすることである。

心を絶対的に積極的にするというのは、勝つとか負けるとか出来るとか出来ないとか相対的な現象によって感情が乱されず、どんな時でも(良い時も悪い時も)常にイライラしたり怖がったり取り越し苦労をせず、明朗で勇気溢れるように積極思考を意志の力で実践することである。
大事なのは、意志の力で感情をコントロールすることである。
そうすれば、状況は必ず好転する。

つまり、病気の時は病気を治したいとかこのままでは治らないから困ったというように病気に囚われてはいけないということ。
唯、病状がどうであれ、心を絶対的に積極であるように心掛けることである。
身体(現象)が病気であるかもしれないが、心(実在)は病気では無いことを実感せよ。
そうすれば、徐々に病気も快復に向かう。現象は心の二次的作用である。

中村天風は自身が回復不可能と言われた病に侵され、ヒマラヤで身体と心を切り離すことに成功し、絶対積極の心を継続することで病を奇跡的に完治させた経験がある。

私達も中村天風のように現象に対し常に心が勝っているように心掛けたい。現象に心が敗けて、結果に振り回されると必ず失敗を繰り返す。
現象に対し、心が勝っていれば、天風先生のいうように状況は必ず快方に向かうに違いない。

現象に対し心が勝っているとは、結果がどちらでも俺は死ぬまで結果にギブアップしないという覚悟である。

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