本物の偉人と偽善者の見分け方

例えば、ロシアのプーチン大統領は「我々はウクライナや世界を人を救うために戦う。この戦いは正義の戦いだ。」とか言って、実際に多くのロシア人がそれを信じているらしい。正義の戦いのために志願するアスリートもいる。
実際に、ロシア正教会では、プーチン大統領を聖人に加えるという動きもあるそうです。

この戦争が正義なのか仕掛けられて起きた戦争なのかは実際には判らない。理屈には裏と表がある。

しかし、私が今回書きたいのは、この「プーチン大統領」という人物が本物か偽物か、どうやって判断するかということである。

神も悪魔も偉人も詐欺師も言葉が巧である。人は言動で評価される。
つまり、偉人も悪魔も偽善者も言動でしか判断できない。それでは、言葉や行動で本物と偽物を見分ける方法はあるのでしょうか?


私は本物と偽物には、明確な差があると思う。
そして、本物の偉人と偽物の偽善者を見分ける方法があるのだ。

それは「その人物が他人の幸せの為に自己犠牲をしているか?」という一点である。

偉人は必ず大義の為、他人の為に自己犠牲をしている。偽善者の経営者は「社会の為」「従業員の為」とか立派なことを言うが、自己犠牲は決してしない。

本物と偽物の偉人の差は、言葉や知恵ではない。自己犠牲の有無である。

仮に、言動や姿が立派な人物がいて、彼が本物か偽物か判断するとしたら、その者が「他人の幸せの為に自己犠牲をしているか?」で判断するだけで良い。

自己犠牲とは、理想や他人の為に自分の財産や時間や手間をかけることである。
周りの人を楽にする為に、自分が苦労することである。

自己犠牲をしても、大国主命のように、皆の荷物を一人で背負っても、平気な顔をして、黙って少しも自慢そうな様子はなく、少しも悲観した様子もなく、少しもお怒りになる様子もなく、まことに元気よく、ニコニコしていることである。

そして、その人物が語る言葉が「正義」であっても、大義があっても、その人物が「他者のために自己犠牲をしない人物」であるのならば、頭や才能はあっても、尊敬すべき偉人ではないと思ったほうが良い。

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