弱肉強食による厚生経済学の基本定理
あらゆる分野で、最近よく聞く言葉で「格差社会の是正」というのがあります。
その方法論として、競争は弱肉強食の世界を生み出すから反対という「反競争」イデオロギーに基づき、
共産主義のように競争を制限するという考えがあるがこれは本当に正しいのであろうか?
私は資本主義的というか、自由競争原理以外には、地球や人類を幸せにする方法は無いと思う。
この根拠として、欧米ではすでに50年前に証明済みとされる「理論」を紹介しよう。
これはノーベル経済学賞を受賞したケネス・アロー教授が証明した「厚生経済学の基本定理」として知られている理論で、この理論の結論は、
「社会全体の厚生水準を最大化するためには、まず競争原理の貫徹により経済効率を最大限に引き上げ、その後に、望ましい所得分配を実現するための所得再分配政策を実行せよ」ということである。
つまり、倒産や失業や落伍者を恐れて競争を制限するのではなく、徹底的に競争原理に従って効率を引き上げ、競争による成果を最大にすることを優先する。
その上で、競争の結果発生した不平等を、社会保障政策、税制などの所得再分配政策によって是正すれば、最適な社会が実現するということである。
つまり、
弱者救済のための競争制限から入るのではなく、効率を最大にするために競争原理の貫徹から入る。
その後に、最大化された成果を活用して、競争の結果生じた所得の不平等を社会政策によって是正する。
という順序が重要なのであるとケネス・アロー教授が証明したのです。
さて、自然界に目を向けてみると、自然こそまさに「弱肉強食の自由競争」である。
自然は落伍者を恐れて競争を制限するのではなく、徹底的に競争原理に従って効率を引き上げていることが判ります。
しかしながら自然を放置すれば、結果的に恐竜のようなフィジカル最強生命体が繁栄するが、ご存知のように食物連鎖のピラミッドは、放置すれば下部が崩れて全体が滅んでしまうのが自然界の掟である。
つまり、自然のままの弱肉強食を放置せずに、望ましい所得分配を実現するための所得再分配政策を実行すれば全体が安定するのである。
まさにピラミッドの頂点であった恐竜が絶滅した理由は、頂点でありながら自然放置のままで分配政策を実行しなかったからであると言えましょう。
そこで、創造主は恐竜の失敗から学習して、自然を放置せず再分配を行う人間を創造し、頂点に置いたと考えるべきであります。
人間が自然界の絶対王者として君臨しているのは、競争の結果生じた所得の不平等を、社会政策によって是正することを果敢に実践するからである。
もし、人間が自然を放置していたら恐竜のように滅ぶのであって、自然を放置せず、全体の調和、未来の繁栄を行うことは創造主の意志であると考えることができます。
つまり、人間が地球上で繁栄が許される頂点に君臨する「条件」というのは、まさに「所得再分配政策を実行」、「子孫の未来や環境維持を考慮」し、人間を含み地球全体を調整する「利他の心」と、未来を考えて行動する「実行力」があるからである。
参照:弱肉強食と利他の心
さて、私が今回もっとも書きたいことは、資本主義が良いとか、生存競争で勝つには利他の心が大事であるということでは無くて、
「平等の実現には競争を制限することなく、自由に競争させ、結果として生じた富の偏在の果実を敗者にも分配する」ということがもっとも効率的であることを自然界の事例が証明しているということであり、だから自由主義経済は方法論として正しいという事である。
そして、自然をそのまま成り行きに放置するのは正解ではなく、人間が自然を調整して地球全体の繁栄を計画するゆえに人間が頂点に君臨することが許されているということである。
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共産主義のように競争を制限するという考えがあるがこれは本当に正しいのであろうか?
私は資本主義的というか、自由競争原理以外には、地球や人類を幸せにする方法は無いと思う。
この根拠として、欧米ではすでに50年前に証明済みとされる「理論」を紹介しよう。
これはノーベル経済学賞を受賞したケネス・アロー教授が証明した「厚生経済学の基本定理」として知られている理論で、この理論の結論は、
「社会全体の厚生水準を最大化するためには、まず競争原理の貫徹により経済効率を最大限に引き上げ、その後に、望ましい所得分配を実現するための所得再分配政策を実行せよ」ということである。
つまり、倒産や失業や落伍者を恐れて競争を制限するのではなく、徹底的に競争原理に従って効率を引き上げ、競争による成果を最大にすることを優先する。
その上で、競争の結果発生した不平等を、社会保障政策、税制などの所得再分配政策によって是正すれば、最適な社会が実現するということである。
つまり、
弱者救済のための競争制限から入るのではなく、効率を最大にするために競争原理の貫徹から入る。
その後に、最大化された成果を活用して、競争の結果生じた所得の不平等を社会政策によって是正する。
という順序が重要なのであるとケネス・アロー教授が証明したのです。
さて、自然界に目を向けてみると、自然こそまさに「弱肉強食の自由競争」である。
自然は落伍者を恐れて競争を制限するのではなく、徹底的に競争原理に従って効率を引き上げていることが判ります。
しかしながら自然を放置すれば、結果的に恐竜のようなフィジカル最強生命体が繁栄するが、ご存知のように食物連鎖のピラミッドは、放置すれば下部が崩れて全体が滅んでしまうのが自然界の掟である。
つまり、自然のままの弱肉強食を放置せずに、望ましい所得分配を実現するための所得再分配政策を実行すれば全体が安定するのである。
まさにピラミッドの頂点であった恐竜が絶滅した理由は、頂点でありながら自然放置のままで分配政策を実行しなかったからであると言えましょう。
そこで、創造主は恐竜の失敗から学習して、自然を放置せず再分配を行う人間を創造し、頂点に置いたと考えるべきであります。
人間が自然界の絶対王者として君臨しているのは、競争の結果生じた所得の不平等を、社会政策によって是正することを果敢に実践するからである。
もし、人間が自然を放置していたら恐竜のように滅ぶのであって、自然を放置せず、全体の調和、未来の繁栄を行うことは創造主の意志であると考えることができます。
つまり、人間が地球上で繁栄が許される頂点に君臨する「条件」というのは、まさに「所得再分配政策を実行」、「子孫の未来や環境維持を考慮」し、人間を含み地球全体を調整する「利他の心」と、未来を考えて行動する「実行力」があるからである。
参照:弱肉強食と利他の心
さて、私が今回もっとも書きたいことは、資本主義が良いとか、生存競争で勝つには利他の心が大事であるということでは無くて、
「平等の実現には競争を制限することなく、自由に競争させ、結果として生じた富の偏在の果実を敗者にも分配する」ということがもっとも効率的であることを自然界の事例が証明しているということであり、だから自由主義経済は方法論として正しいという事である。
そして、自然をそのまま成り行きに放置するのは正解ではなく、人間が自然を調整して地球全体の繁栄を計画するゆえに人間が頂点に君臨することが許されているということである。
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