肝心な時ほどトラブルに遭遇する理由

本番に弱い人っています。一生懸命　練習し準備しても本番で力が発揮できない人。また肝心なところでいつもアンラッキーな事件に遭遇する人がいます。なにやら生霊や呪いをかけられているように肝心な場面で信じられないような事件が発生するのです。
困ったことに一度でも、理不尽な不運な挫折を経験すると、負け癖が付いたり勝負弱くなります。
反省会で「それが実力だ」とか「メンタルが弱い」とか「練習が足りない」とか原因を指摘されますます負け癖が加速します。

ところが、同じ実力でも、明日の試合で俺の凄いところを皆に見せてびっくりさせたい！と思う人は、本番に強く、災難が避けていきます。あたかも幸運の女神も凄い所を見てトキメイているようにカッコいい場面が連続します。

水泳で勝てない選手は、ゴール近辺でタイムが落ちるらしいのですが、最終場面で、できるだけ早くゴールしようと必死になるのではなく、美しくカッコよくゴールを通過する姿を見せたい！と思う方がラストでタイムが落ちないそうである。

また、ラクビーの五郎丸選手のように、過去の自分の失敗で大敗した高校時代を思い出し、失敗したらどうしようという不安よりも「二度と失敗はしない。今度こそ絶対に失敗しない姿を見せる。」と不安な心や浮つく心を鎮め、とても深い集中力を発揮し神がかりなプレーをすることもあります。

本番に強い人の共通点は、勝つ場面のイメージトレーニングとかポジティブシンキングではありません。又、過去に敗北の記憶が無い負け知らずということでもない。

勝負強い人の共通点は、試合に勝つ負ける。失敗するしないとかの「結果の価値観」に左右されないのである。
勝負強い人は、結果よりも「自分の美しい姿を披露したい」という「誰かを魅力したい価値観」で試合に臨むところであります。

勝利の女神は、美しい姿のアスリートを勝者として祝福するようである。

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