感謝が無いと一流になれない理由
とあるオリンピックの金メダリストが、「色んなアスリートを観察していると、金メダルを取れる選手は、感謝に到達した者であることが判った。」と雑誌で語っていた。よく「感謝の気持ち」が大事だというアスリート達の話を聞いて私は「感謝の気持ちを持ちながら競技するというのが一種の礼儀なのかな」と歪んだ感想を持っていた訳であるが、それは、極めて軽薄な感想だったと判ったので今回の記事に書こうと思う。
トップアスリートしか知りえない本当の感謝の意味とは「何か」。
それは、感謝の気持ちを持ちながら日々練習・精進すれば金メダルを取れるのではなくて、必死に他人に勝つ為に誰よりも血みどろの精進・練習して、その徹底的な自我の欲求の結果として「ただ勝つ為では無く感謝に到達した者」という一種の自我からの超越をしないとトップには為れないという意味である。だから彼女は「感謝する者では無く、到達した者」と表現したのである。
恐らく、感謝とは「感情」では無く、「意志」の範疇であり、感謝する心は感情をコントロールすることでは得られない高度な霊性の進化でありましょう。
しかしながら、例え、感謝に到達できなくても競技においては、「感情」も重要な成果の決定要素であることは疑う余地が無い。
ほとんどのトップアスリートは、決して他のアスリートの悪口は言わない。大リーグでも他の選手の活躍について感想を聞かれると、誰もが「彼は素晴らしい選手だ」と本心から褒める。自分の成績が悪くても相手を讃える。
これはやせ我慢で言っているのでは無くて、他のアスリートを腐すと自分の調子が悪く為ったり、ケガをしたりする経験を誰もがしているからである。これは私も経験から理解できる。
だから誰でもトップアスリート達は、試合中の理不尽なアクシデントやアンフェアなジャッジでも「キレ」たりしない。
「キレ」たら自分のパワーが低下することを知っているから敢えてしないのである。
将棋の羽生善治は「対局中にプラスになる感情というのは判らないが、イライラ・怒りの感情に支配されると結果が良くないのは疑う余地が無い」と経験から学習認知して、本来は「怒り屋」であったが、それからポーカーフェイスになった。
トップアスリート達は、他人の眼や評判を気にしている訳ではなくて、「感情を乱す」とパフォーマンスや集中力が低下することを骨の髄から知ってるから「感情」を「勘定」でコントロールしているとも言える。
アスリート達は、ただ勝つ為に「感情」をコントロールしたり、生活を勝つ為だけに精進したり、勝負に対して真剣な生活をするのは当然であるが、究極の自我の追求が、自我の没却を促し、唐突に「感謝する心」が煥発されるのは選ばれし者だけらしい。
それは、護摩行の苦行僧が苦行の果てに無我になり、無我になった刹那に不動明王が憑依して神通力を得るのと同じなのだ。
精進の果てに感謝に到達した者には神通力が発揮されるのである。
そして「感謝」に到達した「超越者」だけが見える景色があるに違いない。
超越者は、他の競技者と同じ戦場で競っていても特別な雰囲気、空気を感じてプレイしているのだ。
そして同じ環境においても個々が存在する世界によって、それぞれの結果が違ってくるのである。
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トップアスリートしか知りえない本当の感謝の意味とは「何か」。
それは、感謝の気持ちを持ちながら日々練習・精進すれば金メダルを取れるのではなくて、必死に他人に勝つ為に誰よりも血みどろの精進・練習して、その徹底的な自我の欲求の結果として「ただ勝つ為では無く感謝に到達した者」という一種の自我からの超越をしないとトップには為れないという意味である。だから彼女は「感謝する者では無く、到達した者」と表現したのである。
恐らく、感謝とは「感情」では無く、「意志」の範疇であり、感謝する心は感情をコントロールすることでは得られない高度な霊性の進化でありましょう。
しかしながら、例え、感謝に到達できなくても競技においては、「感情」も重要な成果の決定要素であることは疑う余地が無い。
ほとんどのトップアスリートは、決して他のアスリートの悪口は言わない。大リーグでも他の選手の活躍について感想を聞かれると、誰もが「彼は素晴らしい選手だ」と本心から褒める。自分の成績が悪くても相手を讃える。
これはやせ我慢で言っているのでは無くて、他のアスリートを腐すと自分の調子が悪く為ったり、ケガをしたりする経験を誰もがしているからである。これは私も経験から理解できる。
だから誰でもトップアスリート達は、試合中の理不尽なアクシデントやアンフェアなジャッジでも「キレ」たりしない。
「キレ」たら自分のパワーが低下することを知っているから敢えてしないのである。
将棋の羽生善治は「対局中にプラスになる感情というのは判らないが、イライラ・怒りの感情に支配されると結果が良くないのは疑う余地が無い」と経験から学習認知して、本来は「怒り屋」であったが、それからポーカーフェイスになった。
トップアスリート達は、他人の眼や評判を気にしている訳ではなくて、「感情を乱す」とパフォーマンスや集中力が低下することを骨の髄から知ってるから「感情」を「勘定」でコントロールしているとも言える。
アスリート達は、ただ勝つ為に「感情」をコントロールしたり、生活を勝つ為だけに精進したり、勝負に対して真剣な生活をするのは当然であるが、究極の自我の追求が、自我の没却を促し、唐突に「感謝する心」が煥発されるのは選ばれし者だけらしい。
それは、護摩行の苦行僧が苦行の果てに無我になり、無我になった刹那に不動明王が憑依して神通力を得るのと同じなのだ。
精進の果てに感謝に到達した者には神通力が発揮されるのである。
そして「感謝」に到達した「超越者」だけが見える景色があるに違いない。
超越者は、他の競技者と同じ戦場で競っていても特別な雰囲気、空気を感じてプレイしているのだ。
そして同じ環境においても個々が存在する世界によって、それぞれの結果が違ってくるのである。
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