行き詰まった時の考え方について
なにかしらの問題が発生し行き詰まった場合に、どのように対処するべきか、或いは、希望する事項の両立が困難な場合にどうように対処するのが正解でしょうか。
よく言われるのが「目的を達成するには何かを諦めること」である。即ち「集中化」である。例えば、「希望の大学に行くためには彼女と別れる」とか、売れ筋の商品だけ販売してあまり売れない商品の在庫は持たないとかある。しかしながら、実はこれは一般的ではあるが進化の方向性として間違っているように思われる。
正しい解決策は、なにかしらの問題があって行き詰まった場合、「すべてのメリットを実現する方向」で考えることである。そして、すべてのメリットを実現するにはどうすべきかを考えることが重要なのだ。
例えば、電気屋や文房具屋は、売れ筋を重要視するので、どの店もおいてある商品が同じになる傾向があったが、ネット販売が登場し、あらゆる商品が自由に選択して購入できるようになった為に従来の小売店が窮してしまった。
方向として「すべてのメリットを実現すること」は常に可能なのだ。実は、新しい方法が創造されていないに過ぎないのである。
最近知った話では、火星にロケットで行こうとすると、燃料エンジンがとてつもなく大きくなるらしく、部品もとてつもなく増加するので、重量が重くなりすぎて無理だと考えられていたらしい。
そこで「部品無しでエンジンが作れないか?」と考え、それを現実化したのが「三次元プリンター」である。ご存知のように三次元プリンターに部品は無い。強いて言えば部品は一種類である。つまり、重量を減らすために何かの機能を削除するのでは無く、すべての「希望」を満たせるように解決法を考える場合、ムダ・ムリ・ムラを排除する方向性に「すべてのメリットを共有する解決法がある」ということである。
使わない物を処分する断捨離は重要ではあるが、「何かを得る為に何かを犠牲にする」という縮小方向の断捨離は進化の方向では無く、「すべてを得る為に、現在のムダ・ムリ・ムラを省かねばならない」という拡大志向の断捨離が重要だと思われる。
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