苦悩はすべて人間関係が原因である。

人間の幸不幸の土台は、何であろうか。
健康・お金・愛・・いろいろ考えられる。

確かに、健康やお金は重要であるが、健康やお金があっても不幸になります。これは誰でも納得すると思われる。

それでは、愛はどうかというと、確かに愛は大変重要ですが、愛する人から裏切られたら不幸であろう。つまり、愛は絶対的な愛でないと、逆に不幸の種を宿していると考えることが出来ましょう。

実は、苦悩というのは、常に人間関係つまり、他者との係わりが直接の原因であって、物理的および環境が劣悪でも、人間関係の悩みが無ければ、他の悩みは大したことない。つまり悩みや悲しみや怒りという耐えがたき感情というのは人間関係が絡んでくると発生する。

人間の幸不幸の土台は、他者との関係で決定される。人間の幸せにもっとの影響を与えるのは「良好な人間関係」であり、人間を不幸に陥れるのは貧乏でも病気でも無い。劣悪な隣人に毎日責められイジメられる如きの「劣悪な人間関係」である。

なぜ「他者との関係が土台」かと言うと、人間は誰でも「他者の評価」や「他者の言葉」にもっとも影響を受けやすいからであります。
誰でも、社長でも王様でも人格否定されれば落ち込むし、実績を褒められたり、人物を認められると幸福感でいっぱいになるのです。

健康な身体があっても金持ちでも仕事が順調でも、毎日隣人から侮辱されたり暴言を浴びせられたら必ず不幸になるであろうし、病気であったり貧乏や失業中でも、隣人と仲良く暮らしていれば幸せでは無いにしても不幸は感じないであろう。
かといって、人の評価を気にして生きるのも不幸であるし、他人軸で生きると、毎日が憂鬱になるでしょう。
大切なことは、人間関係を良くするのが大事だとか絆が大事だとか妄信しないことである。

現実問題として、仕事が嫌だ辞めたいとか学校が嫌だ辞めたいとか、疲れたから死にたいというような、ちょっとした不満では無くて、「もう絶対ヤダ」の原因は突き詰めていくと、他者との関係・他者からの干渉に嫌気が然しているのが原因であることが判るでしょう。

従って、人間の幸福を考える場合、経済でも哲学でも、第一に「他者との関係がどうすれば良好であるか」を基本にすべきであり、他者との関係が上手くいく政策や法則・哲学・倫理道徳こそ善であるが、他者との関係が上手くいかない政策や法則・哲学・倫理道徳というのは例えそれが崇高な理念であっても、罪悪である。

そして、「他者との関係がどうすれば良好であるか」というのは、「皆さん僕と仲良しになろう」というようなことでは無い。それは現実的に不可能であるし、嫌な奴を避けようとしても、人間は多種多様な他者との係わりの中でしか生きていけない。

つまり、大事な事は、苦悩の発生原因が、貧困でも病でも無く、すべて他者との嫌な関係が発生原因であるということを知ることにより、どの対人関係にストレスがあるのかを見極めることが重要であるのに、誤ったピント外れな対応を選択してしまう過ちをせず、確実に幸せになる方法を考察できることであります。

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