天皇と氏神
北京オリンピックで欧州の審判人が、「日本人はトラブルを人のせいにせず、自分の失敗と考えて謝罪し、時には涙も見せるのは日本人の特殊性で驚くべきことだ。」と言っていたが、それは日本人のDNAであり、文化である。
平成時代の天皇が「平成に災害が多く起きて国民が死んだのは自分の力が足りなかったからである」と意味の発言をされましたが、歴代の天皇はすべてが、自分の徳が足りないから臣民に不幸や災厄があると考えるのです。最も代表的な例が天照大神の岩戸に隠れた話である。
天照大神は天下に発生した災厄をご自身の徳の足りなさと恥じて岩戸に隠れたのである。別にカッコつけている訳ではなくて、本心からそう考えているのである。昭和天皇も終戦後に自分の命と引き換えに日本国民を守ることをマッカーサーに頼みに行ったのも同じである。
何故かというと、天皇というのは日本国の氏神の総本山つまり家元であるからです。天皇が日々精進潔斎し国民の幸せを祈るのは、自身が日本国民の霊的な本体であり、自身の徳力で国民の幸せが左右されると考えるからであります。
土地とのつながりや、その地におけるご加護を願ったのが、現代でいう「氏神」であるが、そもそも氏神の役割とは何かというと、氏神が管理する土地に住む人々の厄を祓うのである。どうやって祓うかというと、国府宮神社の裸祭りの神男のように、自分の身体に他人の厄を引き受けて、厄まみれになって自分が精進潔斎して罪や穢れを流すのである。
つまり、日本神道は、氏神の力が強いと臣民にも災厄が来ないのであるから臣民に災厄があるというのは氏神の力が足りないと考えるのである。
日本の神は、人間の罪や穢れを自分自身(神)が引き受けて祓うのであるが、それは臣民は自分の一部である故に、災厄は自分の責任であるからである。
そんな自己犠牲的親様な氏神であるが、氏神は臣民の尊敬つまり拝みがあると、ますます力が増すようになっている。氏神は臣民の畏敬の念で力が増す。
しかしながら、逆に恩人であり祖神でもある氏神を裏切ると、氏神の恐ろしいしっぺ返しがあるので、氏神は逆賊臣民にとって「恐ろしい祟り神」でもある。
日本国はこのような氏神システムの霊的な土地であるので、事故で自分が生き残って、隣に居た他人が死んでも、自分の責任だと考えて罪を感じてしまうのであるし、理不尽な天変地異で不幸になっても他を攻めず、自暴自棄にもならず、己の不徳を悲しむのであります。
しかしながら、逆に全体の意志にそぐわない者や異質な者を穢れとして扱うという面もあるが、それはよく言われるような日本人の閉鎖性では無く、正確には氏神によって生じた選民意識なのである。
これは、美徳であるかというと悩ましいけれども、日本人の霊的な文化ということである。
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Eijiで検索してください。現住所は岐阜です。
平成時代の天皇が「平成に災害が多く起きて国民が死んだのは自分の力が足りなかったからである」と意味の発言をされましたが、歴代の天皇はすべてが、自分の徳が足りないから臣民に不幸や災厄があると考えるのです。最も代表的な例が天照大神の岩戸に隠れた話である。
天照大神は天下に発生した災厄をご自身の徳の足りなさと恥じて岩戸に隠れたのである。別にカッコつけている訳ではなくて、本心からそう考えているのである。昭和天皇も終戦後に自分の命と引き換えに日本国民を守ることをマッカーサーに頼みに行ったのも同じである。
何故かというと、天皇というのは日本国の氏神の総本山つまり家元であるからです。天皇が日々精進潔斎し国民の幸せを祈るのは、自身が日本国民の霊的な本体であり、自身の徳力で国民の幸せが左右されると考えるからであります。
土地とのつながりや、その地におけるご加護を願ったのが、現代でいう「氏神」であるが、そもそも氏神の役割とは何かというと、氏神が管理する土地に住む人々の厄を祓うのである。どうやって祓うかというと、国府宮神社の裸祭りの神男のように、自分の身体に他人の厄を引き受けて、厄まみれになって自分が精進潔斎して罪や穢れを流すのである。
つまり、日本神道は、氏神の力が強いと臣民にも災厄が来ないのであるから臣民に災厄があるというのは氏神の力が足りないと考えるのである。
日本の神は、人間の罪や穢れを自分自身(神)が引き受けて祓うのであるが、それは臣民は自分の一部である故に、災厄は自分の責任であるからである。
そんな自己犠牲的親様な氏神であるが、氏神は臣民の尊敬つまり拝みがあると、ますます力が増すようになっている。氏神は臣民の畏敬の念で力が増す。
しかしながら、逆に恩人であり祖神でもある氏神を裏切ると、氏神の恐ろしいしっぺ返しがあるので、氏神は逆賊臣民にとって「恐ろしい祟り神」でもある。
日本国はこのような氏神システムの霊的な土地であるので、事故で自分が生き残って、隣に居た他人が死んでも、自分の責任だと考えて罪を感じてしまうのであるし、理不尽な天変地異で不幸になっても他を攻めず、自暴自棄にもならず、己の不徳を悲しむのであります。
しかしながら、逆に全体の意志にそぐわない者や異質な者を穢れとして扱うという面もあるが、それはよく言われるような日本人の閉鎖性では無く、正確には氏神によって生じた選民意識なのである。
これは、美徳であるかというと悩ましいけれども、日本人の霊的な文化ということである。
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この記事へのコメント
具体的には、天皇が問題ばかりの皇后を窘める事ができないのが一番の問題でしょう。あの皇后は決して皇室に入っていい存在ではありません。本当に穢れた妖怪です。白面金毛九尾の狐は今も宮中に跋扈しているのです。
(皇后の金ピカ衣装は有名ですね。)
日本の神様も色々サインを出している故に、今、国民が皇統に危機感を持たねばなりません。
火と水の厄災を鎮める為、秋篠宮家に皇統が移るよう祈るばかりです。
従って強大な夜叉や龍を扱うために神仏習合させるべきなのです。よく使われるのは十一面観音菩薩ですね。
今の天皇は、素晴らしい方です。
この方が選んだ皇后さまも、大丈夫な方だと信じています。
神仏が、味方して日本国の災厄を乗り越えていけることを祈っています。
天皇は覇道の王族ではなく、日本神道の法王ですから民主主義や男女平等で語ることのできない根本的な立場と言えるでしょう。
天皇家のY遺伝子が絶えては、天皇家存続に意味がありませんから。
ですが、愛子様は女帝となられること可能です。(男系の女帝は過去に例あり)一代限りですが。
運よく皇族の血を引く男性とむすばれたなら、その御子が継がれる事も、ありでしょう。
そうでない場合、自然に秋篠宮のご長男に引き継がれるとしても、それも良し。愛子天皇のもとで教育されるなら、大変良いことかと。
ですが、もしかしたら、天皇家は崩壊し、徳川家のように、(名家として)平和的に残るというのも、悪くないかもしれません。