ときめきに死すべし
アフリカのキリマンジャロ山は、別名「神の家(ンガジェガ)」ともよばれている。その頂近くに、不毛の頂上を目指し登り、力尽きて死んだ虎の亡骸があるという。虎が何を求めて頂上を目指したのか、知る者はない。
とは、ヘミングウェイの「キリマンジェロの雪」の一説であるが、北京オリンピックで4Aを試みるも転倒したにもかかわらず、世界中から賛美され新しい伝説を作ったと言える羽生結弦と虎がダブって見えた。
暖かい場所に棲む虎がなぜ雪山の頂きを求めて進んだのか?ヘミングウェイはその理不尽な虎に理想の生き方を観たというか、虎に「美」を観たのである。
そして気づいたのだが、どんな凄い奴でもアスリートでも終わりはあるし、誰かのために必死の努力をしても報われない者もいるだろう。
仕事で頑張っても報われないこともあるし、愛しい人との理不尽な別れだってある。隠された誠の心が誤解されることもありましょう。
そして、羽生結弦はアスリートとして、伝説の選手として理想的な「物語」を作った。それはたとえ不毛としても理想とする頂上を目指し登り、力尽きて死んだ虎のような生き方である。
対価意識というか努力の見返りとか報酬を第一に考えることが損得勘定であるが、損得勘定っていうのは案外空しくて心にノイズが入る。損得勘定を超えて自分の想い故に、時には損しかなくても不毛の頂上を目指し登り、たとえ途中で力尽きて死んだ虎のように「報われなくても途上で死す」ことであっても、それが一番美しく、きっと後悔しないのではなかろうか。
つまり、不毛の頂上を目指し登り、力尽きて死んだ虎がカッコいいのは、虎が「ときめきに死す」からである。
オリンピックを観ながら、アスリートは「ときめきに死すべし」と再確認させて頂きました。
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Eijiで検索してください。現住所は岐阜です。
とは、ヘミングウェイの「キリマンジェロの雪」の一説であるが、北京オリンピックで4Aを試みるも転倒したにもかかわらず、世界中から賛美され新しい伝説を作ったと言える羽生結弦と虎がダブって見えた。
暖かい場所に棲む虎がなぜ雪山の頂きを求めて進んだのか?ヘミングウェイはその理不尽な虎に理想の生き方を観たというか、虎に「美」を観たのである。
そして気づいたのだが、どんな凄い奴でもアスリートでも終わりはあるし、誰かのために必死の努力をしても報われない者もいるだろう。
仕事で頑張っても報われないこともあるし、愛しい人との理不尽な別れだってある。隠された誠の心が誤解されることもありましょう。
そして、羽生結弦はアスリートとして、伝説の選手として理想的な「物語」を作った。それはたとえ不毛としても理想とする頂上を目指し登り、力尽きて死んだ虎のような生き方である。
対価意識というか努力の見返りとか報酬を第一に考えることが損得勘定であるが、損得勘定っていうのは案外空しくて心にノイズが入る。損得勘定を超えて自分の想い故に、時には損しかなくても不毛の頂上を目指し登り、たとえ途中で力尽きて死んだ虎のように「報われなくても途上で死す」ことであっても、それが一番美しく、きっと後悔しないのではなかろうか。
つまり、不毛の頂上を目指し登り、力尽きて死んだ虎がカッコいいのは、虎が「ときめきに死す」からである。
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この記事へのコメント
美意識、サムライ魂
たとえドブで死のうと前のめり
カッコよくいたいな〜
すげ〜響きました
ありがとうございます
何回も読んで焼き付けます