キジはなぜ桃太郎の家来になったのか
桃太郎の家来は、サルとキジとイヌであるが、なぜ家来になったのかという話を聞いて面白かったので紹介しよう。
なぜ家来になったのか?というと、私は、桃太郎から吉備団子を貰ったからと思うが、実はそれが本当の理由では無くて、
桃太郎が背中に背負った「日本一」の旗に秘密があるらしい。
つまり、桃太郎の「日本一」の志に共感したから吉備団子だけで家来になったそうです。
確かに、吉備団子だけで命がけの仕事をするわけが無いですよね。
私はこの話を聞いて、黒沢明の「七人の侍」という映画とNHKのプロジェクトX「黒部ダム」を思い出したのです。
そして助っ人たちの名誉にも金にもならない英雄行為の秘密が判った訳であります。。
野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人のサムライが、身分差による葛藤を乗り越え力して野武士の襲撃から村を守るという物語である。
貧しい百姓が、「毎日お米を腹いっぱい食べさせる」という条件で浪人中のサムライを用心棒に雇う訳であるが、サムライは百姓を馬鹿にして一人も相手にしない。
誰も雇えないその中で、勘兵衛という浪人は、とりあえずただ飯をしばらく食べて辞める気持ちであったが、
自分達は食わずに勘兵衛には上等な米を食わす百姓の悲哀を分かって、「この飯、おろそかには食わんぞ」と言って、この困難かつ金や出世とは無縁の依頼を引き受けることを決意する。
そして勘兵衛が共に闘う侍を求めると、勘兵衛の人柄とサムライとしての器量に惹かれた浪人武士が7人集まる訳である。
誰も「腹いっぱいの米」如きで欲で目がくらみ、勘兵衛の仲間になって貧乏な百姓どもの人助けをするのではないのです。
勘兵衛の「サムライ魂」に共感したから仲間になったのである。
つまり、桃太郎の「日本一」の志に共感したから吉備団子で家来になったのと同じなのです。
黒部ダムを建設する時も、命が保証できない仕事なので、破格の給料で職人を雇った。
職人はお金に釣られて黒部ダムの仕事に参加したのであるが、実際の仕事は史上もっとも過酷なミッションであったのです。
にっちもさっちも行かなくなり、夏休みにいったん職人たちは夏休みで帰すのですが、責任者は、職人は過酷な仕事を嫌がって、誰も戻って来ないだろうと諦めていたそうである。
しかし、実際に盆明けには、多くの職人が戻ってきて割に合わない過酷な仕事を継続できたのである。
なぜ職人は戻って来たのか?
それは、高給料だけでは無いのです。もちろん無私の愛の行為でもありません。
日本の未来を左右する電力確保という「日本一」の難仕事だから、史上最も過酷であったと言われる仕事であった故に職人は逃げなかったのである。
彼らが世の為人の為になるから無私の行為をしたのでは無いのです。彼らは引き受けた以上、自分の職人の仕事を全うする「プロフェッショナル」だったから逃げなかったのである。
これも、桃太郎と同じである。
「七人の侍」の最期で、野武士を撃退したものの、7人の内4人が死亡し、墓の前で勘兵衛が「勝ったのはあの百姓たちだ、わしたちではない」と述べる。つまり、百姓達の「命がけの志」が浪人であるが身分が上であるサムライを動かしたのである。
なるほど、「人を集める秘密」とか「人から惚れられる秘密」いうのは、リーダーの財産や知能とか器量と考えがちであるが、
実は、人を魅了する磁力は、「誠実なる情熱の熱量」から発生するフェロモンなのだ。
どうやって人から支持を得たいとか異性から好感を得たいと思う時、桃太郎に解答があるらしい。
twitterはこちら。
エイジの部屋
mixiもやってます。
Eiji
Eijiで検索してください。現住所は岐阜です。
なぜ家来になったのか?というと、私は、桃太郎から吉備団子を貰ったからと思うが、実はそれが本当の理由では無くて、
桃太郎が背中に背負った「日本一」の旗に秘密があるらしい。
つまり、桃太郎の「日本一」の志に共感したから吉備団子だけで家来になったそうです。
確かに、吉備団子だけで命がけの仕事をするわけが無いですよね。
私はこの話を聞いて、黒沢明の「七人の侍」という映画とNHKのプロジェクトX「黒部ダム」を思い出したのです。
そして助っ人たちの名誉にも金にもならない英雄行為の秘密が判った訳であります。。
野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人のサムライが、身分差による葛藤を乗り越え力して野武士の襲撃から村を守るという物語である。
貧しい百姓が、「毎日お米を腹いっぱい食べさせる」という条件で浪人中のサムライを用心棒に雇う訳であるが、サムライは百姓を馬鹿にして一人も相手にしない。
誰も雇えないその中で、勘兵衛という浪人は、とりあえずただ飯をしばらく食べて辞める気持ちであったが、
自分達は食わずに勘兵衛には上等な米を食わす百姓の悲哀を分かって、「この飯、おろそかには食わんぞ」と言って、この困難かつ金や出世とは無縁の依頼を引き受けることを決意する。
そして勘兵衛が共に闘う侍を求めると、勘兵衛の人柄とサムライとしての器量に惹かれた浪人武士が7人集まる訳である。
誰も「腹いっぱいの米」如きで欲で目がくらみ、勘兵衛の仲間になって貧乏な百姓どもの人助けをするのではないのです。
勘兵衛の「サムライ魂」に共感したから仲間になったのである。
つまり、桃太郎の「日本一」の志に共感したから吉備団子で家来になったのと同じなのです。
黒部ダムを建設する時も、命が保証できない仕事なので、破格の給料で職人を雇った。
職人はお金に釣られて黒部ダムの仕事に参加したのであるが、実際の仕事は史上もっとも過酷なミッションであったのです。
にっちもさっちも行かなくなり、夏休みにいったん職人たちは夏休みで帰すのですが、責任者は、職人は過酷な仕事を嫌がって、誰も戻って来ないだろうと諦めていたそうである。
しかし、実際に盆明けには、多くの職人が戻ってきて割に合わない過酷な仕事を継続できたのである。
なぜ職人は戻って来たのか?
それは、高給料だけでは無いのです。もちろん無私の愛の行為でもありません。
日本の未来を左右する電力確保という「日本一」の難仕事だから、史上最も過酷であったと言われる仕事であった故に職人は逃げなかったのである。
彼らが世の為人の為になるから無私の行為をしたのでは無いのです。彼らは引き受けた以上、自分の職人の仕事を全うする「プロフェッショナル」だったから逃げなかったのである。
これも、桃太郎と同じである。
「七人の侍」の最期で、野武士を撃退したものの、7人の内4人が死亡し、墓の前で勘兵衛が「勝ったのはあの百姓たちだ、わしたちではない」と述べる。つまり、百姓達の「命がけの志」が浪人であるが身分が上であるサムライを動かしたのである。
なるほど、「人を集める秘密」とか「人から惚れられる秘密」いうのは、リーダーの財産や知能とか器量と考えがちであるが、
実は、人を魅了する磁力は、「誠実なる情熱の熱量」から発生するフェロモンなのだ。
どうやって人から支持を得たいとか異性から好感を得たいと思う時、桃太郎に解答があるらしい。
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