怒りの治し方と効能と効果
清原和博が飲み屋で知らない人から指を指されて激怒したというニュースがありました。
腹が立つ原因というには、
「理不尽な無礼な行為」である。
理不尽な無礼に対する怒りを鎮める方法は、3つしかない。
① 相手の能力が劣っているから諦める
② 自分が悪いから当然と思う
③ 利害が絡むから諦める
しかありません。
清原の場合は、灰皿を割って我慢したそうである。
③の対処だったと思います。
なぜ私達は腹が立つのでしょうか?
腹が立つのは苦しいものです。
しかしながら、無礼や不遜な態度で、腹の立たない相手が存在します。
ある日本人がコラムで書いていたのですが、
日本人が彼に対し、無礼な態度や不遜な行為をすると腹が立つが、
相手が韓国人と判ると、「なんだ。朝鮮人か。」と思って怒りがスーと消えるそうである。
これは、なぜかというと、言葉は悪いが、人種差別であって、相手を卑下してるからであります。
この例を解釈するのに、
車で割り込み運転をされた相手が男か女性かの場合に等しいでしょう。
男だとむかつきますが、相手が女で特に年配者だと腹が立ちません。
「女はトロいから仕方ない」と思って、怒りにはならない。
もちろん。車の運転に関する一般論であって女性全員論ではありません。
個人の認識の世界であります。よってそうでない人もいるでしょう。
事実、男にめちゃくちゃ言われると激怒しますが、
女にめちゃくちゃ言われてもうんざりするだけで腹は立たない男が多いのは事実だと思われる。
それを逆手にとるしたたかな女もいますから、男と女については、
どっちが差別されているのか判らない場合もありますけどね。
清原の場合も「ワシは有名人だから仕方無い」と思えたならば、
灰皿を割らなくても良かったのです。
しかしながら、今回は、清原は指を指された相手が自分と同等と思ってしまった。
故に腹が立ったのですね。
大体において、周りは清原はスターと思っていても、本人はそんな風には思っていないものである。
これらの事例を鑑みて、怒りの対処法として、
相手が韓国人とか女性だと思う対処法、いわゆる①の対処は良いように思えますが、
明確に相手が自分よりも劣ってる存在であるという認識で無い限りは、有害です。
そして、実際には、例えば、誰かに怒鳴られた時など、
いわゆる他人の言動によって自尊心が凹み怒りを感じた時に、
「自分を鍛える為に我慢する」とか「相手を許す」という行為をする人が多いのです。
しかしながら、いわゆる大人の対応(「自分を鍛える為に我慢する」とか「相手を許す」)は、有害です。
例えば、年下や後輩に無礼な態度をされると腹が立ちます。
そんな時に、「相手を許してやろう(年下だから)」と無理に我慢するのは絶対ダメということです。
赤ん坊だからおしっこかけられても腹が立たないのは良いですが・・。
では、どうすれば良いかというと、
「怒りを爆発させること」がもっとも良いのです。
怒りを収める最上の方法とは、喧嘩であり、
最低の方法は、我慢なのです。
しかしながら、爆発する前に、怒りを感じた時は、
「我慢」でも「許す」でも無くて、
「自分は100%悪くないのか?」と考えることが大切です。
そして、「5%は自分が悪い」「1%は自分が悪い」ならば、
「不当な行為」は不当では無く当然・・当然でなくてもやや仕方ない。
と解釈すべきである。
そう考えることが出来ると、怒りは和らぐものです。
しかし、怒り対処の絶対の真理というのは、
「怒りを消すのに、我慢は最低で、喧嘩が最上の対処」
ということは変わりません。
さて、そんな面倒くさい怒りの感情ですが、意外にも効用があるのです。
例えば、「恐怖」を感じた時です。
高所恐怖や対人恐怖などの「怖い」と感じた時、怒りの感情が沸き起こると
恐怖は消えてしまいます。
戦争やテロで相手を「憎む」ことは、戦場で死ぬ恐怖を消す力があります。
よって、敵を憎むことを宣伝することは、戦士の戦意を高揚させる効果があります。
私は、怖い時は、必ず腹がたった経験を思い出すようにしてます。
問題は、恐怖は消えるのですが、腹の立つことが納まらないことですけどね。
怒りには、他にも効果があります。
それは
怒りは「緊張」を「集中力」に変える
ことです。
緊張の中には、「恐怖」が存在します。
「上手く行くかな?」という恐怖です。この恐怖が集中を妨げます。
しかしながら、緊張してる時に怒りの感情が沸き起こると、
緊張と怒りは同時に存在できず、怒りの感情は、緊張の「恐怖」を消してくれるのです。
したがって、アスリートが競技で緊張してる時に、
怒りの感情を思い出すと、非常に良い結果を出すことが可能になるのです。
また、試験で緊張している時も「怒りの感情」を煥発することで
実力以上の結果を出すことが可能になるでしょう。
怒りの感情というのは毒です。
仏教でも三毒の中に数えられます。
しかし、毒が薬になるように、
パワーの強い怒りの感情も使い方を知れば、
強力な援助になってくれるのである。
twitterはこちら。
エイジの部屋
mixiもやってます。
Eiji
Eijiで検索してください。現住所は岐阜です。
腹が立つ原因というには、
「理不尽な無礼な行為」である。
理不尽な無礼に対する怒りを鎮める方法は、3つしかない。
① 相手の能力が劣っているから諦める
② 自分が悪いから当然と思う
③ 利害が絡むから諦める
しかありません。
清原の場合は、灰皿を割って我慢したそうである。
③の対処だったと思います。
なぜ私達は腹が立つのでしょうか?
腹が立つのは苦しいものです。
しかしながら、無礼や不遜な態度で、腹の立たない相手が存在します。
ある日本人がコラムで書いていたのですが、
日本人が彼に対し、無礼な態度や不遜な行為をすると腹が立つが、
相手が韓国人と判ると、「なんだ。朝鮮人か。」と思って怒りがスーと消えるそうである。
これは、なぜかというと、言葉は悪いが、人種差別であって、相手を卑下してるからであります。
この例を解釈するのに、
車で割り込み運転をされた相手が男か女性かの場合に等しいでしょう。
男だとむかつきますが、相手が女で特に年配者だと腹が立ちません。
「女はトロいから仕方ない」と思って、怒りにはならない。
もちろん。車の運転に関する一般論であって女性全員論ではありません。
個人の認識の世界であります。よってそうでない人もいるでしょう。
事実、男にめちゃくちゃ言われると激怒しますが、
女にめちゃくちゃ言われてもうんざりするだけで腹は立たない男が多いのは事実だと思われる。
それを逆手にとるしたたかな女もいますから、男と女については、
どっちが差別されているのか判らない場合もありますけどね。
清原の場合も「ワシは有名人だから仕方無い」と思えたならば、
灰皿を割らなくても良かったのです。
しかしながら、今回は、清原は指を指された相手が自分と同等と思ってしまった。
故に腹が立ったのですね。
大体において、周りは清原はスターと思っていても、本人はそんな風には思っていないものである。
これらの事例を鑑みて、怒りの対処法として、
相手が韓国人とか女性だと思う対処法、いわゆる①の対処は良いように思えますが、
明確に相手が自分よりも劣ってる存在であるという認識で無い限りは、有害です。
そして、実際には、例えば、誰かに怒鳴られた時など、
いわゆる他人の言動によって自尊心が凹み怒りを感じた時に、
「自分を鍛える為に我慢する」とか「相手を許す」という行為をする人が多いのです。
しかしながら、いわゆる大人の対応(「自分を鍛える為に我慢する」とか「相手を許す」)は、有害です。
例えば、年下や後輩に無礼な態度をされると腹が立ちます。
そんな時に、「相手を許してやろう(年下だから)」と無理に我慢するのは絶対ダメということです。
赤ん坊だからおしっこかけられても腹が立たないのは良いですが・・。
では、どうすれば良いかというと、
「怒りを爆発させること」がもっとも良いのです。
怒りを収める最上の方法とは、喧嘩であり、
最低の方法は、我慢なのです。
しかしながら、爆発する前に、怒りを感じた時は、
「我慢」でも「許す」でも無くて、
「自分は100%悪くないのか?」と考えることが大切です。
そして、「5%は自分が悪い」「1%は自分が悪い」ならば、
「不当な行為」は不当では無く当然・・当然でなくてもやや仕方ない。
と解釈すべきである。
そう考えることが出来ると、怒りは和らぐものです。
しかし、怒り対処の絶対の真理というのは、
「怒りを消すのに、我慢は最低で、喧嘩が最上の対処」
ということは変わりません。
さて、そんな面倒くさい怒りの感情ですが、意外にも効用があるのです。
例えば、「恐怖」を感じた時です。
高所恐怖や対人恐怖などの「怖い」と感じた時、怒りの感情が沸き起こると
恐怖は消えてしまいます。
戦争やテロで相手を「憎む」ことは、戦場で死ぬ恐怖を消す力があります。
よって、敵を憎むことを宣伝することは、戦士の戦意を高揚させる効果があります。
私は、怖い時は、必ず腹がたった経験を思い出すようにしてます。
問題は、恐怖は消えるのですが、腹の立つことが納まらないことですけどね。
怒りには、他にも効果があります。
それは
怒りは「緊張」を「集中力」に変える
ことです。
緊張の中には、「恐怖」が存在します。
「上手く行くかな?」という恐怖です。この恐怖が集中を妨げます。
しかしながら、緊張してる時に怒りの感情が沸き起こると、
緊張と怒りは同時に存在できず、怒りの感情は、緊張の「恐怖」を消してくれるのです。
したがって、アスリートが競技で緊張してる時に、
怒りの感情を思い出すと、非常に良い結果を出すことが可能になるのです。
また、試験で緊張している時も「怒りの感情」を煥発することで
実力以上の結果を出すことが可能になるでしょう。
怒りの感情というのは毒です。
仏教でも三毒の中に数えられます。
しかし、毒が薬になるように、
パワーの強い怒りの感情も使い方を知れば、
強力な援助になってくれるのである。
twitterはこちら。
エイジの部屋
mixiもやってます。
Eiji
Eijiで検索してください。現住所は岐阜です。
この記事へのコメント
eijiさん、こんにちは(∩^ω^∩)
わたしが飼ってるネコも、恐怖を感じるとウーと唸り声を上げますね。あれも、きっと恐怖を怒りで打ち消してるんでしょうね~。
関西も大雪が降ったようですね。大丈夫でしたか?
怒りというはどうして起こるのか、、、というと、
理不尽なこととか、納得がいかないとか、
受け入れがたい、という状況ですよね。
なぜ自分がこんな苦労や苦痛、屈辱感を味わうのか、と。
それが相手によって変わる、というのも納得できます。
怒りは多少感じでも、表現するほどではない、とか。。。
「できない人、わからない人に起こってもしかたない。」と。
「ガラスの仮面」の中で、
マヤを意図的に起こらせた紫の君は言いました。
「怒りは最も大きなエネルギー」というようなことを。
その時、なるほど、と思いました。
怒りを利用する、と言うのも、賢い方法ですよね。
せっかくのエネルギーは無駄なく使いたいものです。(^^)
それにしても、怒りは厄介ですね。
怒りの対処法が喧嘩なら、喧嘩が弱い者はいつまでも怒りが収まらないのでしょうか?
そして、自分より弱い幼児や動物に怒りをぶつける・・。
何か、もっと平和的解決はないのかなぁ・・。
後、前回のコメントは忘れて下さい。
あれは、架空の話なので(笑)
女性にめちゃくちゃ言われても腹が立たないのは
性差別であって、相手を卑下しているからですね
なぜ朝鮮人の場合は、「人種差別」と書いておいて、女性の場合は「性差別」と書かないのですか?
まったく同じ心理構造なのに
また、女性には「それを逆手に取るしたたかな女もいるからどっちが差別されているかわからない」と言うのにも関わらず
朝鮮人の場合は「それを逆手に取るしたたかな朝鮮人もいるからどっちが差別されているかわからない」と言わないのはなぜですか?
同じ構造なのですから、女性にそう言うなら
朝鮮人にもそう言うべきだと思いますが。
朝鮮人への人種差別は認めるが、女性への性差別は認めない
という印象を受けました
これは批判でも文句でもないので宜しく
喧嘩が最上はどうですかね~
最上の龍は喧嘩せず静かに笑っているんじゃないかな~
超人に成るための試練?世俗にまみれて闘うのに喧嘩って、どうなん
デリケート、あっ間違いた、デリートするか、カカがゴールするエネルギーに変える関節アプローチか色々ワークがあった気がしとります。
清原はたまたまタイムリーになりましたね👌これからも僕はエイジ文章のファンでありますのでバンバン書いて下さいね❤️
無印不良品ってカッコいいですね>無印不良品さん
確かにそうとも読めますが、女好きですなので心外です。>あさん
ムカつくといよりも可愛いから許すという意味かも知れません>あさみさん
怒りも薬になるって話なんです>カコさん
怒りを他にぶつけるというのは、良いようで自己嫌悪になる対処でしょうね>ごまあざらしさん
私は女好きなので、本来、そういう意図はありませんですが
感じさせたのならば心外です。>sawさん
最上の龍は笑っていられますが、人間の対処法はそれではダメですよ。
次回に書きます>れれれさん
緊張と怒りの話はよく理解できます。
同じ波長ですね。
自分の場合は怒りが出てもしばらくほっておくと収まります。
一種の諦観ですか。