ホメオパシー療法
今回、紹介するホメオパシー療法は極めて摩訶不思議な方法であり、はっきりとした医学的根拠が判らない。19世紀初頭にドイツのザクセンの医師サミエル.ハーネマンが確立した薬物治療医学である。
この治療法は、英国の王室や貴族達の間に根強い信頼を得ている療法であり、且つ、ヨーロッパに古くから浸透している民間医療である。
フランスやドイツにはホメオパシー専門薬局などもあり、ホメオパシー専門医師も多いという。
イギリスやフランスでは保険適応が認められるので歴とした医学治療なのであろう。この偉大な事実から鑑みれば、ヨーロッパは基本的にオカルトに寛容なオカルト国家なのだと感慨を持つ。
さて、ホメオパシー療法とは、いかなる療法かと言うと、「毒で毒を制する」という療法である。
Wikipediaによれば、「ある症状を持つ患者に、もし健康な人間に与えたら、その症状と似た症状を起こす物質をきわめてごく薄く薄めてわずかだけ与えることによって、症状を軽減したり治したりしようとする療法のことである。たとえば、解熱を促そうとする時には、健康な人間に与えたら体温を上げるような物質を含む物質を患者に与える。このことによって、極めて短時間発熱が促進されるが、すぐに解熱に向かうとされている。」
まさに、傷口にカラシを塗る療法である。
しかもホメオパシー療法に使用される薬は「物質をきわめてごく薄く薄めてわずかだけ与える」という。天文学的な倍率で薄めるので理論的には分子さえも無い「ただの水」を薬とする。この無限に希釈された薬を「レメディ」と称し、2000種類以上あるらしい。
この無限に希釈する方法によって、ホメオパシー療法は減感作療法やワクチン療法とは似て非なるオカルトの治療法と為ったのである。
たとえば、「大豆アレルギー」の人に「極めて少量の大豆」与えて徐々に大豆に対する免疫を強化してアレルギーを治すという減感作療法は、「極めて少量の大豆」を与えて、免疫を作り出す訳であるが、ホメオパシー療法では、「大豆では無い物で、口に入れれば大豆アレルギーと同じ症状を起こす物質たとえばヒ素や癌細胞など」を分子一個も無いほどに薄めて口の中で溶かして飲むのである。分子一個も存在しない水を飲ませる故に、そこにはワクチンのような作用を期待する物ではないと考えられる。しかし、ヒ素や癌細胞を使用している点に、プラセボなどの精神療法では無い、確固たる免疫医学の意志を感じることが出来る。
ただ、「薬物」を天文学的な希釈濃度で薄めても、効果が認められるという研究結果もあるので、この点に関してはまだまだ未知の領域である。私の考えでは、「コカコーラの製法」も一種のホメオパシー理論を利用したベストセラー麻薬飲料であると考えている。
飲み出すと止まらないコカコーラの秘密
ホメオパシー治療法は、科学者によって何度も検証されているが、2005年現在まで、はっきりとした効果や再現性が得られない。しかし、実際に西洋医学では治療困難な難病患者が「レメディ」を服用したら完治したというケースが極めて多く、「根拠は無いけど、現象は真実」という理由で保険適応になっているのであろう。ホメオパシーの効果について、色々論証されているが、極めて非科学的で神秘主義的な匂いがするので、理由はいまだに解らないと言ったほうが科学的であると思う。
しかし、ホメオパシー理論は、治療方法としての限りない可能性が埋もれていることは間違いないと思われる。特に「痛み」や「発熱」を病気だと考えず、「体の防御反応」と考える点である。
どこか悪いところがあるから、それを治そうとして痛みが出る→だから痛みを増長させる薬を投与する。「痛みや熱は取り去る物ではなく、生体防御反応である」という体に対する絶対的な信頼を基本にした治療法である。
痛み止めや解熱剤を使用する現代医学の治療法ではすべての病は治らない。
そもそも痛みや熱は取り去るものではなく、人間の体に必要な要素であるという哲学。
ところで、私はホメオパシーの理論を無意識に実践している。
日本酒やウイスキーを飲み過ぎた翌日、「頭痛」「吐き気」などの二日酔いに悩まされた朝、迎い酒として、酒を飲む。すると、吐き気は治まる。
私の経験では、赤ワインと焼酎が迎い酒として適している。身近に味わえるホメオパシー。今度二日酔いの時は赤ワインを試してみたらどうであろう。それからホメオパシーの真偽を語っても遅くはあるまい。
この記事へのコメント
ところで今度二日酔いのときには赤ワインを水で天文学的に希釈して振ってから飲んでみます(笑)会社行くのに再度酔うと困るんで…
発熱の際は、解熱剤を飲んでいたずらに熱を下げてしまうと怖いから、出るところまで出せ!みたいに父が言っていたことを思い出しました。
ところで、↑ってエイジさん撮影?絞り加減が素敵な写真。私は今絞り調節撮影に挑戦中なんです。
小さな子供の場合、経過観察と言って何も与えずに様子を見たりしますよね。咳の場合も「咳で出そうと体が反応しているのでむやみに薬では止めない方がよい」と医者にも言われます。これの発展形でしょうか?
熱は上がり切ってしまえばウィルスも死ぬんだか何だか(真偽については知りませんけど)早く治り、上がり切らないでいるとウダウダ長引く…などと何処かで聞いた覚えがありますが、止まったり、下がったりを待たずに先回りして追い込むわけですね!
いったいどんな病気まで可能なのか聞いてみたいなぁ。
癌とかまで治せちゃうんですかね?理論は置いておいて…。
さすがに限界はあるだろうけど。ね、エイジ様♪
なんかまたトラックバック間違えた(ノ∀`)ごめんご
私の周りではホメオパシーの経験者が誰もいないのですが、夫が頭痛持ちで少し興味があるみたいなので、知り合いの薬剤師さんに聞いてみようかなーなんて言ってるところです。
「ごだいご」って読んでしまいました。
かなり病んでしまった感じ…。ね、エイジ様♪
参考になれば幸いです>シーラさん
ホメオパシーのユニークな点は、「熱や痛み」を体の危険信号として考えるのではなく、体を直す作用として考えることです。人体はいつも健康であろうとすることを信頼してる療法ですよね>スーさん
るりさんも写真もピンボケ加減が素敵です!
見えそうで見えない?>るりさん
そこんとこが微妙でね
治る人がいるらしいからヨーロッパではかなり信者が多い療法なんですね>海流ママ
最近 ちみは時代を超越してるのでわないかと思い出したよ>あやこ
わぁーすっごいですね
めちゃリアルです
イタリアでは普通の会話なんですね
日本だと、変わった会話になってしまうのですけどね
体験聞かせて欲しいですね>yukakoさん
これからヨン様みたいにスマイリーしたほうがいいですか?>スーさん
友達の赤ちゃんが卵アレルギーで、見ているだけでかわいそうだったので、次に会うときにはこのお話をしてみようかと思っています。
でも無責任な発言にならないように、もう少し調べてみようかな。。。
でも 実際にやってみるなら本場のドイツか利用者の多いイギリスあたりでやったほうがいいかもですね
あと蛇足ですけど
私の経験ではアレルギーの患者さんは精神的な要素も大きいみたいです。内面と外面に差がある人ほど アレルギーですね>NORIさん
もう私の中ではエイジさんのイメージはすっかり「ルー大柴」ですけど。
あ、この話題、もう良かったです?
薬最近飲ませてない…必要なのかな?
結構、後から治るって話も聞くし…どう思う?エイジさんっ♪
どうすれば消えるのかな?
確かにあの写真だと、ルー大柴という声が多かったですからね。>スーさん
ONNPU?
もしや♪ですか?
ぷぷぷ
子供のアレルギーって大きくなると直ったりしますもんね
薬に頼らないほうがいいのは確実ですよ>海流ママ♪
失礼しました~ごめんご
ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛スタコラサ~
そうなんだぁ。やっぱり薬、少し様子見ようかな?
ちょっとずつ卵の入ったものを食べさせるって始まってたし。
後で考えよっと。エイジ様♪
気にしてませんけど(汗)
ルー大柴は嫌じゃないですけどね
実際には煮てると言われたこと無いのでありますね>スーさん
なんかね
結局 子供のアレルギーは母親の細胞が悪いから為ったのですよ
いわゆる母の食生活の結果ですね
だから、子供の食生活を変えれば治るのは当たり前だと考える訳でありますね>海流ママ
最近のエイジさんは外見がルーというより
おちゃめさがルーみたいで…見た目はもっとすてきなんですよね?
そうですよね?エイジさーーん・・・
こしょこしょじゃなくて…
だって見た目ルーって思うと、いけてなくありません?ぶっちゃけ。
いけいけ
ちなみに私はかなり低音ですから
その点も違います
なんか…生声聴いてみたいですわ☆~(ゝ。∂)
エイジさんの顔出しブログのところ、何度見ても「ルー」です、やっぱ。早く軌道修正しないとあなたは完全に「ルー」になってしまいます。
もうなくないですか?顔出しブログ。
スーさん、岐阜に行って本物エイジさんに会ってみたら、手っ取り早いんじゃないですか~♪でも会ったら恋が終わるかなぁ…
5月19日のところ。ほ、ほかにも顔出しブログあったんですか~
ほんとお会いしたいですね♪
恋が終わって愛になるかなあ~♪
顔出しブログは、あれ以外ないと思います。
子宮的に生きるなら、会うしかないですねっ♪
なあんてるりさんにのせられて調子にのりすぎ?ごめんご~。
ふたたびε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛スタコラサ~
( ̄ー ̄)ニヤリ( ̄ ̄ー ̄ ̄)ニヤリ( ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄)ニヤリ
スーザンさんと呼ぶべきでしょうか?
いや、困ってます?
別に困ってませんけどね
コメント考える時間が無いから焦ってまして(汗)
恐竜好きの子どもがいるのでスーなんです。
ティラノサウルスの「スー」は、発見者のスーザンさんからつけられたんですって。
汗ひきましたか?
海流ママさんも下呂温泉ご招待してもらいませんか?
最近「かいりゅうまま」と打つと一発変換できるようになりました。
パソコンが覚えたようです。
だから恐竜ママと海流ママで気が合う筈です
そ~ですか、そ~ですか。エイジさんが言うのだからそうなんでしょ~~~~!!
(・_・)/\(・_・)ナカマ?
「だるまさんが転んだ」でもいいですよー
恐竜に脱ぐものなし!おほ。
足のサイズは何文ですか?
ちなみにJ馬場は16文です
アロマ、ホメオパシー、フラワーレメディをやっています
ホメオパシーの力は凄いですよね!!
フラワーレメディってなにやらロマンチックな名前ですね
花のアロマでしょうか?
えっと、コメントの上部の下痢をしたら止めないという話は、ホメオスターシスとは関係なく、食あたりは、下痢止め(正露丸)を飲んでも問題ないのですが、風邪の時は、ウイルスを出すために下痢止めは処方しません。どんどん出さないと、治らないので・・・。一般の医師も下痢止めは処方しないし、薬局も風邪の下痢なら、一般薬の下痢止めは売らないはずです。
そのとおりですね。
ただし、下痢をしたら止めないという話は、ホメオスターシスとは関係ないけれども、人間の治癒力を信頼するという点では関係ありかもね。