願望は叶わないが思いは必ず通じる

住友の中興の祖と言われる伊庭貞剛という人の話。 伊庭は四十八歳の時、住友が経営する別子銅山の争議を収める為に新居浜に行った。 鉱山の労働者との話し合いは困難を極め、伊庭は「死」を覚悟した。 彼は争議のかたわら、夜は「臨済録」を読んだそうである。 ところが臨済録は難しくまったく理解出来ない。 それでも不退転の覚悟で読み進…

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